検査治具製作

検査治具の製作手順

2D・3Dのデータを頂き、幾何公差か寸法公差の指示の有る図面で設計を始めます。
3Dデータと2Dデータの寸法・角度などの百分台の違いは、設計前に打合せをして頂き一方の寸法で作図をします。構想図面の完成後に図面と御見積書を提出し、承認を頂いた後に製作を始めます。

なお、受取可能なフォーマットは3D(igs・stp) / 2D(dxf)です。
3D形状の検査具は加工が不慣れな為、お受け出来ません。

また、当社の三次元測定機で測定できるものでしたら、図面の無い検査具を測定し、図面化後に新規製作もお受け致します。(検査具の大きさ 幅300mm×長さ500mm×高さ200mm)

検査治具で使用する材質

ベース/ブロックは基本鉄(S50C)・クランプの台などはアルミ材で製作します。
丸ピン・角ピンは、必要に応じてSK-3(焼入れ焼き戻し HRC 50以上)で対応致します。
また、ミスミ他市販ブッシュの圧入・ピンを使用しての設計製作も致します。
  • 写真は長穴の中心を基準にする為の試作品です。
  • 長穴製品 板厚t3.5です。市販品のテーパーピンを使い長穴寸法に合わせてテーパー部を製作しました。
ベース穴にテーパーピンのガイド部を挿入し、ピン上部を回しネジ部で締めた後、
中間のナット部で製品の面を抑え込む仕様です。
(テーパーピンのガイド部は丸形状の為、確認したい製品をセットするには軸になる穴か外形のポイントが必要です。)

樹脂成型品の三次元測定用治具でアルミ材の試作品です。
製作する際は、平面度をだす為にベースとストッパー部はS50Cで製作します。
製品の取付方法は、3ヶ所の基準ポイントへ製品を押し当ててからクランプをします。
製品の取付穴4ヶ所(平面基準)を上部からクランプして固定後、上面と裏側からの測定が目的の治具です。
クランプ部(アルミ)は、製品を押さえる部分をスプリングで押し上げ、製品のセット・作業性をしやすくしてみました。
検査治具の製作につきましては、下記お問い合わせフォームよりお問い合わせください。